派遣の登録には身分証明書が必要!手元にないときの対処法は?
派遣会社に登録する際は、身分証明書の提示が必須です。どこの誰なのかわからない人を雇うことは、派遣会社にとって大きなリスクとなるからです。しかし、「訳あって身分証明書がない」「そもそも身分証明書って何?」と、悩んでいる方もいるでしょう。この記事では派遣の登録に必要な身分証明書の種類と、手元にない時の対処法を紹介します。
派遣の登録には身分証明書が必須
派遣の登録をする際に必要な身分証明書とは、一体何なのでしょうか?ここでいう身分証明書とは、以下のようなものになります。
写真付きの身分証明書
運転免許証、マイナンバーカード、パスポートがこれに該当します。とくに、運転免許証は車を運転する際は必ず携帯する義務があるため、忘れないよう常に財布などに入れておきましょう。
マイナンバーカードは発行手数料無料ですが、発行されるまで申請から1ヶ月半~2ヶ月の時間が必要です。そして、パスポートは信頼性の高い身分証明書の1つですが、発行に高額な手数料がかかります。
写真なしの身分証明書
保険証と住民票が、これに該当します。社会保険証は職場を辞めると失効するため、必ず国民健康保険の手続きを忘れないようにしましょう。また、住民票は申請すれば数百円の手数料で即日発行できますが、取得する際は基本的に有効期限内の身分証明書が必要です。
身分証明書にならない物
スマートフォン、キャッシュカード、タスポ、診察券などは身分証明書にはならないので注意が必要です。
また、光熱費など公共料金の請求書で「自分の住所宛に届いた郵便物」も、身分証明書として認められない場合が多いので、身分証明書は必ず用意しておきましょう。
身分証明書になるものが手元にない場合は?
残念ながら身分証明書がなければ、派遣会社に登録することはできません。しかし、住民票さえあれば登録できる派遣会社がほとんどです。住民票は、以下の方法で取得ができます。
実家暮らしの場合
同じ世帯に住んでいる家族なら、本人でなくとも住民票の取得が可能です。すでに身分証明書を持っている親に「住民票をとってきて」と頼んで、代わりに取得してもらいましょう。ただし、同じ家に住んでいても住民票上で世帯を分けている場合は、代わりに取得してもらうことはできません。
一人暮らしの場合
自分で住民票を取りに行くことになりますが、ここで1つ問題が発生します。住民票は、原則として他の身分証明書を提示しなければ取得できないのです。
しかし、役所に相談すればキャッシュカードや通帳・学生証または生徒手帳・診察券・定期券・クレジットカード・写真付きの社員証などで代用することもできます。諦めず、最寄りの役所に「どんな書類を持っていけばよいか?」と事前に電話などで確認しておきましょう。
派遣の登録前にやっておくとよいこと
派遣の登録の際に必要な身分証明書と、身分証明書が手元にない場合の対処法がわかってきたところで、他に派遣の登録前にやっておくとよいことを紹介しましょう。
銀行口座を開設しておく
どこで働く場合も共通ですが「手渡しで日払い」の場合を除き、給与を振り込むための銀行口座が必ず必要となります。まずは銀行口座を開設し、キャッシュカードと通帳、そして印鑑を用意しておきましょう。
スキルを棚卸しておこう
登録の際は「これまでどんな仕事を何年経験してきたのか」「どんなスキルを持っているのか」などを、派遣会社のコーディネーターに伝達する必要があります。
メモ書きを用意したり、事前に派遣会社のサイトからWeb登録したりできるようなら、それを上手に活用するとよいでしょう。事前にスキルを棚卸しておくことで、派遣先の紹介もスムーズに進みます。
譲れない条件を整理する
「家庭と両立したいから、残業は月〇時間まで」「オフィス禁煙は絶対」「自宅から〇分以内で通える範囲」「〇月に引っ越すから短期で」など、働くにあたって絶対譲れない条件が誰しもあるはずです。
「どんな職場で働きたいのか?」ということを事前に整理しておき、きちんとコーディネーターに伝えておきましょう。後で「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、しっかりと準備しておくことが重要です。
有効期限を確認しておく
せっかく身分証明書を用意しても、有効期限が切れているものは使えません。身分証明書の有効期限が切れていないか、必ず事前に確認しておきましょう。また、仮に有効期限内であっても「最近引っ越した」などで現住所と異なる住所が記載されている場合は、使う事ができません。
派遣会社に登録する際は、身分証明書が必須であること・身分証明書が手元にない時の対処法・その他派遣の登録前にやっておくとよいことの3点について、詳しく説明しました。
その他、派遣会社によって「使用できる身分証明書」が変わることもあるため、不安な場合は登録会に参加する前に「どんな身分証明書が必要なのか?」を確認しておくのもよいでしょう。スムーズに派遣登録し、新しい仕事を見つけましょう。