白河市の派遣での給料はどれくらい?
就職・転職の際に知っておきたいのが平均年収です。白河市は交通の便がよく通勤しやすいため、地元で働いている方も少なくありません。しかし東京や大阪のように都市部ではないので、どうしても業種の数は減ってしまいます。
そんななかでも、経験・スキルを活かして高月給を狙うことは十分可能です。
今回は、白河市で派遣社員として働きたい方のために、収入面について調査してみました。近隣エリアとの比較やもっとも時給が高い業種も紹介していますので、興味がある方はチェックしてみてください。
県内では平均年収が高い?低い?
白河市は、福島県県南地域に位置しています。古くから交通利便性が高いことで知られており、首都圏へのアクセスが良好で通勤・通学に最適です。また豊かな自然やご当地グルメも多く、歴史と文化が彩る街としても有名でしょう。
そんな白河市ですが、安心して住むには給与・年収も重要になります。ここでは、雇用形態別の平均年収を、全国と比較しながら紹介します。
正社員・アルバイト・派遣社員
2023年12月の求人ボックスによると、正社員の平均年収は約387万円となっています。福島県の平均年収が約415万円ですから、決して高いとはいえません。
しかし職種によって給与幅が広いため、平均より高くなる場合もあります。また経験・スキルも大きく関係してくるでしょう。
一方でアルバイト・派遣社員の平均時給は、919円~1,199円です。近年は高時給の求人も多く、なかには2,000円以上の職種も存在します。それに比べると、白河市は平均より低いことがわかります。
全国の平均年収を知ろう
正社員全体の平均年収は、414万円です。2023年12月現在の調査結果になるため変動する可能性がありますが、高くもなく低くもない水準といえます。
また性別・年代によっても異なり、もっとも平均年収が高い世代は50代以降になります。これは男女とも同様で、30代から徐々に年収が上がっていきます。
一方で平均年収が低い世代は20代です。この年代は新社会人も多く、経験・スキルも高くありません。そのため、どうしてもほかの年代に比べると平均年収は低くなりがちです。とくに女性は男性より低い傾向にあります。
しかし、平均年収の低さと働きやすさは関係ありません。また業種・経験・スキルによって変わってくるため、高収入も叶えられるでしょう。
近隣エリアと比較した場合
白河市は、県内・全国ではそれほど平均年収は高くありませんが、近隣エリアと比較すると上位になります。正社員に関してはもっとも高く、西郷村・棚倉町・那須町を抜いて1位です。
ここでは、就業者の基本情報とあわせて紹介します。
派遣社員・アルバイトは県内3位
近隣エリアの平均年収は330万円~400万円がほとんどです。もっとも高い白河市で387万円ですから、ほかのエリアはそれ以下ということになります。全体の平均年収と比較すると、やはり低い水準といえるでしょう。
一方で派遣社員・アルバイトは3位に位置しています。しかし1位の那須町でも平均時給が999円であることを考えると、全国的にはそれほど高くありません。ちなみに、2位の西郷村は945円です。
とはいえ職種によって差が出るため、勤務先によっては近隣エリアのなかでトップの平均時給になる可能性は十分考えられます。
就業者の基本情報
就業者の内訳を見てみると、居住・従業している人とほかのエリアから通勤している人で就業者に差があります。
まず前者の場合、就業者数は20,455人です。この数は就業者全体の約66%を占めており、地元で働いている人が多いことがわかります。後者の場合でも9,529人と全体の約31%になりますから、決して少ない数ではないでしょう。
さらに他都道府県から白河市へ通勤している人や、白河市に居住しながらほかのエリアへ通勤している人は8,252人です。福島県から離れて働いている人も1,029人は存在します。
ハローワークの求人件数
ハローワーク求人は定期的に更新されるため、いつも同じ求人数になるわけではありません。それを踏まえたうえで、白河市のハローワークで募集している求人数は約800件です。うち正社員の求人が約600件、派遣社員・アルバイトの求人が約200件になります。
就職・転職の求人探しはハローワーク以外でも可能ですから、それを含めるともっと多くの求人が見つかるでしょう。
白河市で賢く稼ぐなら?
白河市は平均年収が全国水準より低いため「稼げない」と諦めてしまう方も少なくないでしょう。しかし、市内には多数の職種が存在し、またほかのエリアへの通勤も選択できるため、決して低収入のままではありません。また経験・スキルによっては高月給になる可能性も十分期待できます。
ここでは、白河市で賢く稼ぐ方法を紹介します。
もっとも月給が高い業種
世の中にはたくさんの業種が存在します。販売・接客サービス、軽作業・物流、医療、清掃など、専門職を含めると数えきれません。
白河市でもっとも月給が高い業種は、建築・設備・アクティブワークです。平均月給は50万円、なかでも建設作業・施工はしっかり稼げるといわれています。専門性が高いため資格が必要になる場合もありますが、経験やスキルが取得できるのでやりがいを感じられるでしょう。
次に月給が高い業種は、ヘルス・ビューティーや医療・介護・福祉です。ヘルス・ビューティーは美容師やネイリストなどを含みます。なかでも理容師は平均月収30万円と高めです。医療関連も薬剤師が30万円、介護職・ヘルパーが16万円と比較的高く設定されています。
一方で、月給が低い業種は販売・接客サービスや軽作業・物流です。どちらも平均月収20万円以下ですが、未経験からでもスタートしやすい点はメリットでしょう。
派遣社員の平均時給はどれくらいなのか
正社員と派遣社員では給与・年収がまったく異なります。業種によっては派遣社員のほうが稼げる場合がありますが、基本的にはアルバイト・パートと同等と考えておきましょう。
それを踏まえたうえで、白河市でもっとも平均時給が高い業種は軽作業・物流・医療・介護・ドライバーなどが挙げられます。なかでも軽作業・物流は、医療・介護の専門職を抜いて1,267円と高めです。2,000円以上の時給がある東京・大阪に比べると決して高時給とはいえませんが、白河市のなかではしっかり稼げる業種といえます。
もっとも時給が低い業種は、販売・接客サービス・飲食・フードです。1,000円以上の職種もありますが、平均時給は963円~992円と全国的に見ても低水準でしょう。
福島県は働きやすい?
交通利便性が高く歴史や文化が息づく街として多くの魅力がある白河市ですが、そもそも福島県は働きやすい地域なのでしょうか?就業者の基本情報を見ると、地元で働いている人が多いため、働きにくさは感じにくいのかもしれません。
まず福島県の生活環境を調べてみたところ、エリアによって過ごしやすさがまったく異なることがわかりました。年中安定した気候で過ごしやすい浜通りに対し、降雪が多い会津地方、それぞれ2つの特徴を持つ中通り、観光名所が多いエリアなど特徴はさまざまです。このうち、白河市は浜通り+会津地方の特徴を持つ中通りになります。
では、経済・残業はどうでしょうか?実は、3年連続プラス成長を遂げていることがわかっています。2011年の東日本大震災で一度県内総生産(GDP)は7兆円を下回っていますが、翌年の2012年には回復、2014年までの成長は非常に著しく、ひとりあたりの県民所得もいっきに増えているようです。
また、福島県は2次産業が盛んな地域でもあります。2次産業とは鉱業・製造業・建設業などが挙げられますが「もっとも月給が高い業種」「派遣社員の平均時給はどれくらいなのか」を見ると納得でしょう。
まとめ
白河市で派遣社員として働く場合の平均月給について紹介しました。正社員や全国の平均年収と比較すると決して高水準な地域ではありませんが、2次産業が盛んなため、選ぶ業種によっては高時給も夢ではありません。
また有効求人売いつも右肩上がりといわれています。それに加え、交通利便性が高く通勤もしやすいですから、就職・転職にはもってこいの地域でしょう。
白河市で仕事を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。